街中の自然観察で見つけた景色などをテーマにレポートを提出する課題です。
観察でよく見かけるコンクリートの割れ目から顔を出す道草の生命力をお手本にレポートを制作しました。
コンクリートの代わりにブリキの文字に穴を空け小さなポットスペースをつくり発芽したハゼの苗3本と道草を仕込み生育を観察します。
春は植物が活性化し水の補給がこまめに必要になります。
太陽の光でブリキが熱を持つと植物が元気をなくすので、直射日光が当たらない明るく風通しの良い場所に置きます。
観察し6ヶ月、植物がかわいそうなので小さなポットに植え替えのためブリキのポットを解体してみると道草の根が大きく育ち間引きしてポットに植え、2年間観察します。
都市の樹木も観察
レポートでは植物の生命力と灌水の大切さを改めて感じました。
日々観察している道草の脇には水不足で弱った樹木は半年もすると根元から伐採される現場は全国で見られます。
街のインテリアとして植えられた植栽計画はコンクリートの割れ目で育つ道草のようで、樹木が泣いています。
近年の気候変動で倒木が多発し、さらに高額になる街中の樹木のメンテナンスの維持費など、課題が山積みです。
植えた職人さんや樹木医の先生方は当たり前に知っていることですが、市民目線の指導が必要です。
灌水口を広げ、水を十分に給水して光合成が活発化する都市の環境整備が必要で、生物の多様性や子どもの視点を考え、屋上緑化や壁面緑化を含む都市の直値を再考し、次世代につなぐことを考えましょう。